ニットータイヤNT555 G2の試乗レビュー
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あまり知られていませんが、
TOYOタイヤの海外輸出向けブランドがNITTO(ニットー)タイヤです
米国でコアなファンに支持を受けていて、
デザイン性、革新性をコンセプトとした、
ラグジュアリースポーツカー向けの大口径タイヤが人気です。
その中で大人気だったNT555の後継タイヤが
NT555 G2です。
NITTO NT555 G2
タイヤカテゴリー(プレミアムタイヤ)
インチサイズ(17インチ~20インチ)
NT555 G2(エヌティーゴーゴーゴー ジーツー)は、
長らく人気を博したNT555に代わる
新世代のUltra High Performanceタイヤとして、
NT555のエッセンスを継承し、洗練されたアグレッシブな
トレッドパターンデザインとスタイリッシュな
サイドウォールデザインをもち、
NT555から操縦安定性とウェットブレーキング性能を向上し、
世代を問わないタイヤとしてハイエンドカーオーナーを魅了します。
というメーカーさんのセールストークです。
NITTO NT555 G2のタイヤデザイン
NT555 G2のトレッドパターンは、こんな感じ
タイヤの横、サイドウォールは、こんな感じ
タイヤの角、ショルダー部は、こんな感じです。
の実際のタイヤ性能はどうなのでしょうか?
NITTO NT555 G2タイヤ試乗性能評価レビュー
サーキッ仲間が、なんとNT555 G2を履いて来たので
試乗性能評価レビーをすることに
車はなんと100系のツアラーVマニアル車で
タイヤサイズは225と245です。
エンジンパワーもかなり上げてあるので(汗)
NITTOのNT555は、履いたことがあるので
性能はバッチリ分かるけど、特に縦のグリップ力は
半端ではなかったタイヤでした。
NT555 G2に乗るのは初めてです。
さてNITTO NT555 G2の性能はどうなのでしょう
オーナーさんを助手席に乗せて試乗にGOです。
NT555 G2はプレミアムタイヤですが
この車、車高調が入っていてしかも
ショートサーキットにバネレートを合わせているので
ゴメンナサイ
静かさと乗り心地の評価は、まともにできません。
乗り始めですが、クラッチを切ると
シャリシャリ音、おいおい未だにクラッチ
ツインプレートかよォ~スタートに気を使います
そし一般道を走行してみると
思ったより静かなんだ~このタイヤ
コーナーを攻めてみると、何も起きないよね。
グリップ力はかなり高いです。
一般道ではNT555 G2のタイヤ性能は分からないので!
NITTO NT555 G2タイヤで高速道路へGOです
その前に、ETCカード変えないとね!
さてETCゲートを抜け、いつものインターの
スプーンカーブ速度を載せていくと
後半がキツくなるんだけど、タイヤも泣かず
すんなりと曲がってしまいました。
そのあと減速し、シフトダウンしてセカンドから
フルスロットル・・・
あっと言う間にタコメーターがレブリミッターに
おいおいこの加速力でグリップしちゃうのかァ~
さすがNT555の後継タイヤです。
パワー的には360PS~380PSの間の加速力
ここまで来ると普通、グリップタイヤでもFR車はグリップを
失うのが普通ですが、NT555 G2はグリップしちゃいました
これは驚きです。
NT555はゼロヨンタイヤとしてはかなり有名でしたが
その縦のグリップ力は、NT555 G2にも健在のようです。
速度が上がると直進性はバツグンです。
そしてチョット驚いたのが、静かさです。
プレミアムタイヤの静かさとしては、下の方ですが
車高調が入っている車で、ここまで高速が静かとは驚きでした。
NITTO NT555 G2タイヤで、いよいよ首都高です
どうなのかな?
路面の継ぎ目ですが、かなり硬いです
と言ってもバネレートが高い車高調なので
乗り心地の評価はできないかな(汗)
そのまま右コーナーで環状線に合流するはずが
コーナー途中で・・・ヤバイ・・・
コーナー途中なのにその先に、合流できない車が止まってる
マジか~・・・
ここで急ブレーキを踏めば、前荷重になり過ぎて
リヤがすっ飛んでいくし、
一瞬ブレーキを遅らせて直線を取ってブレーキの方が
安全だと判断し、急ブレーキ・・・
するとギリギリだと思っていましたが
このNT555 G2が助けてくれました。
ここまで急減速できるのか?
この縦のグリップはなに・・・
かなり危険な場面でしたが
縦グリップ力に、助けられ
ほんの少しの余裕までいただきました
だからグリップ力のあるタイヤって
安全なんだよな~って
つくづく思い知らされました。
それにしても急ブレーキのグリップ力には
驚きましたね!
さて、ゴメンナサイ
少しクラッチを減らしてしまうけど
ロケットスタートで無事合流し
コーナーテストです。
う~ん、グリップ力はかなりありますが
ダイレクト感がないんだよな~
タイヤの横剛性がもう少し欲しいといったところかな
これ贅沢な要望かも知れませんが
NANKANG AR-1のような
コーナーに入ってから最大Gが掛かったところで
タイヤからのダイレクトな反発力が足りません。
ハイグリップタイヤのような横剛性はありません
でもプレミアムタイヤということを考えると
かなり高いグリップ力があるのは、分かりますが
プレミアムタイヤって、コンフォートの性能をもちながら
スポーツタイヤのグリップ力を持っているのが
プレミアムタイヤでしたが
このNT555 G2は考え方が違います。
プレミアムタイヤの範囲内での静粛性と乗り心地を保ちつつ
スポーツタイヤではなく、グリップタイヤの性能を兼ね備えた
新たなプレミアムタイヤなのかも知れません。
静かさと乗り心地はスポーツタイヤ並でいいけど
グリップ力は欲しいという方にはオススメのタイヤです。
このタイヤ、プレミアムタイヤとしては
トップクラスのグリップ力を持っていました。
とにかく縦のグリップは恐ろしいほどありますね。
ニットー NT555 G2のタイヤサイズと価格は
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始めての方は、あまりの値段の安さに驚きますよ。
アジアンタイヤ選びの参考にして頂けたら、うれしいです。